小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する
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小国の侯爵令嬢は敵国にて覚醒する

守雨/藤ヶ咲

主人公に背負わせすぎ

ネタバレ
2023年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公も被害者なのに、どうして同盟国の敗戦の賠償問題を個人で背負わないといけないんだ!?
国家間の問題なのに、主人公が個人的に大金貨一千枚の賠償金を稼いでヒーロー役の国に支払うとか納得がいかない。しかも、主人公は国家間の貿易の問題や特産物の開発や部族間の不信なんかも解決して、得られるモノが「元敵国への居住権」だけとか、どんだけ便利使いされてんだか。その間ヒーロー役は主人公を放置で、居住権も与えず、自分に都合が良くなってきたら主人公に特使としての身分や旅費(実費)を支払うのみで、基本的にな~~~~~んにもしない!こいつは主人公が大成功し始めたら手のひら返しをして積極的に絡みに来るクソゴミで、最初の謝罪のシーンですら、見知らぬ男を見かけたとたんに「浮気目的で出て行ったんだろう」とか言う大アホですよ。
主人公が素晴らしい能力でいろんな問題を解決する度に、対価が割に合わな過ぎて読んでいてイライラしました。商売に成功して金が儲かるのは当たり前なので、それは対価に含めません。本当に、こんな国に永住したいか?当然のように搾取され続ける主人公が哀れです。
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