硬いアメ

ネタバレ

2023年11月3日

このレビューはネタバレを含みます▼ ニャンニャ先生の「スイートハートトリガー」が好きでした。アメリカを舞台にスラングも習慣も描かれていて、Foxチャンネルのドラマのように感じる。
この作品もそうですね。ローガンの幼馴染がゲイであることを隠していた。好きな人は自分の父親であることも。それを紛らわせるために、赤毛で体格のよい人とワンナイトを繰り返すダン。練習キスから意識し始め、それを知ったローガンはダンに恋心を抱くが、特権階級的思考と思い通りに行かないもどかしさをローガンにぶつけるダン。苛つくローガン。

理由の分からない苛立ちや焦燥感、恋愛とセックスがイコールにならず、もて余すダンとダンが好きなのに振り向いてもらえない寂しさを怒りに変えるローガン。
どうしようもない中で、見つける２人の在り方。屈折しながら、結局は求め合う２人。

曖昧で、退廃的で少し暴力的な若者の恋。ジョウブレイカーは硬いアメのようですね。なかなか無くならない。結局、２人の関係もそうなんだろう。
ほんと、アメリカナイズです。

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Mikaco さん

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