二度目の朝は君に1曲
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二度目の朝は君に1曲

新藤伊菜

読了後の満足感がすごい

ネタバレ
2023年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 文字数多いしお仕事内容もこちらには全く分からないのだけど、何が起こってるかは分かる様に作られているし更にここに攻めのピアノエピソードまで絡めてくる力量がすごい。それでも全然疲れないし、特別大きな出来事が起こるわけでもないのに続きが気になってページを捲る手がとまりませんでした。正反対な二人が少しずつお互いを知って距離を縮めていく様子が丁寧に描かれています。恋人になった後の会話の掛け合いもハチャメチャにかわいい。作中の音楽との絡ませ方も素敵だったなぁ。
一つだけ不満があるとしたら、序盤の攻めが寝惚けて受けをセ…レくんと間違えた際に「(下の)名前呼べよ」と催促していたシーン。二人が恋人になった後のセッ…のときにも、受けに同じく名前呼びをせがんでいて、同じ意味を孕んでのセリフだったら嫌だなぁ……となってしまいました。同じセリフを使うならもっとうまく差別化をして欲しかったというか、以降このセ…レくんの話題は出ないので考察材料が少なくて……(話題が出ないということは攻めにとっては大した存在ではないとは思うのですが!) 序盤の方の名前呼び催促セリフはなくても進行できた場面なので、個人的にはなかった方がモヤらなかったなぁ。もし続編があったらこのセ…レこと進太郎くんと攻めの関係性を是非知りたいです…笑 修正はホタル。
後半は怒涛のセッ…シーンなのですが(笑)、普段はクールな受けが行為のときはとろとろになっちゃうのが本当に本当にかわいい。
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