48歳で認知症になった母
」のレビュー

48歳で認知症になった母

吉田美紀子/美齊津康弘

これは現実です

2023年11月6日
私はヤングケアラーではありませんが、認知症の母の介護をしていました。
このお母さんと同じように綺麗で賢く芸術を好んだ母が、老いてからとはいえアルツハイマー病で何も出来なくなっていく姿は作品と全く同じでした。
このお母さんの怯えた顔も言葉も全て同じでした。
全部他人事ではないので、読んでいても辛くてたまりませんでしたが、主人公の選択した人生が救いです。
主人公が利用者さんにかけた言葉は、私もケアマネさんからかけられ救われた言葉でした。
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