めちゃ良かった

予想以上に良かった。絵は綺麗だし、翠蓮が美しすぎた！普通って言葉はその人の育ってきた見てきた生きてきたものの中でしかないから、普通って実は普通ではないんだよね。翠蓮は今も昔もとっても優しい人で、お客には勿論、周りの人に傷つける言葉も行動もしない。本当に優しい優しいの塊でさ。めちゃくちゃ切なくて。
最後の会話のやり取りも凄く惹きつけられるものだったけれど、やっぱりどうしたって人間と妖怪とでは生きる世界が違うから、これから先悲しい現実とかあるんだろうなぁって思ってしまって、どうか二人が幸せであり続けられる未来であって欲しいなと。ただ、続きも見たい気持ちがあるのはそうなんだけど、変に、人間になりましたとか、同じくらい生きられますとか、転生し続けるとか、そういう所にこじつけるよりは、この終わり方が一番、儚くて切なくて美しいと思ってしまった。答えが出てない終わり方ってモヤモヤしてしまうんだけど、この物語は、これでいい、これがいい。そんなふうに思わせてくれる話だった。