ジェラールとジャック(白泉社文庫版)
」のレビュー

ジェラールとジャック(白泉社文庫版)

よしながふみ

面白かった

ネタバレ
2023年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 骨太の作品で読み応えがありました。
ただ、どうなんですかね。
家運が傾いたために貴族の嫡男を男娼に売るというのはあり得ないなと思ってしまった。
たとえそれが不義の子であってもね。
困窮した貴族において一番良く採られる方法は、貴族社会に食い入りたいブルジョアの娘を嫁に貰うこと。
嫁の持参金目当ての結婚なんて王侯でもやってたことですし。
まあでもそれを除けば大変起伏に富んだストーリーで面白かったし、「愛」を貫いた男たちの勝利で終わった読後感は爽やかでよかったです。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!