可哀想なヤンキーの落とし方
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可哀想なヤンキーの落とし方

たむ町

好きな世界観!

ネタバレ
2023年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミックス初作家さんでしたが、性癖もろにドンピシャで買って良かったです!御月(攻)が怖いくらい尚也(受)にど執着してて歪んだ愛情を与えていきます。寝てる間に身体を開発しちゃうなんて…ドキドキする。しかもお許しが出るまで挿れなかったから褒めて♡と笑顔で言って尚也がドン引きしてるのに、これが愛情だと疑う余地なしと言わんばかりの御月の態度に個人的に拍手しました。尚也の少し幼さが残る顔つきと小さな体型は、遺伝もあるだろうけど家庭環境の悪さから(ご飯を十分にもらえてないとか)なんだろうな〜と想像すると更に庇護欲が高まって、早く幸せに穏やかな日常を与えてあげたいと思ってしまう。今まで誰からも大切にしてもらえなかった尚也が、御月からの歪んだ愛情を毎日受け取ることで自分を愛することを受け入れる。どうでもいいと諦めてたものを、掴みにいくとき「あぁ、良かった」と安堵しました。共に救済されてハピエン。闇落ちじゃなくて本当に良かったです。ただ、尚也が結構酷い扱われ方をしてるので苦手な方は気をつけて(毎回ギリギリやられてはいませんが)。共依存で成り立ってる危うさ、この世に2人だけしかいらない世界だと信じきってる尊さは大好きなので読後感最高。尚也は元々普通の子だから、今後動物関係の医者を目指して外の世界の愛にどんどん触れていった時、御月がどんな独占欲ど執着を見せてくるのか楽しみ。続編でないかな〜。
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