三日月とネコ
」のレビュー

三日月とネコ

ウオズミアミ

肯定感を教えてくれる。

ネタバレ
2023年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み始めは、
ただ絵が綺麗だなぁと。
そして同居の3人の関係性が不思議だなぁと。
何より猫が可愛く描かれていて、猫漫画なのかなぁと。
でも
3人は物理的にも精神的にも居場所をソコに求めていて、
金子みすゞの「みんな違ってみんないい」
という言葉が浮かんだ。
猫を媒介に、熊本地震をキッカケにではあるけれど
結局、自分は自分らしいままで
他は関係なく、自分の思う未来を見つめれば良くて
それを近くで温かく包み込む仲間や家がある事。
何よりそれに気づく幸せ
が描かれていた。
自分で自分をありのまま受けとめ、相手も受け止めるって
なかなか難しいように思うのに
読み終わると
「な~んだ、私にもできそうな気がする」って
思えて
ちょっと軽くなった気がした。
そんな作品でした。
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