天使の定理
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天使の定理

沙野風結子/笠井あゆみ

ドラマクイーン

ネタバレ
2023年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ですね攻めは。亡くなった片想いの人を思い続け4年、そして次に出会った心の琴線に触れた相手は『殺したい』ですから。途中まで攻めの想い人が何なのか判ら無くてサスペンス入ってた感じで良かったです。でもミステリアスな存在でなくなった途端に凡庸な要素となり残念でしたけど。宝箱だけを持っていた2人が箱など必要のない真実の宝物を見付けるまでのお話しですが、これもまた随分と周りくどいと思いました。攻め救済の為に映画の脚本が書かれて監督となる人を動かし、相手役を陥れるような形で共演させ、危うく水死し向こうのマネージャーも巻き込み火事を起こしって、どれだけこの彼は人々の手を煩わせるんでしょう。スピン元とこの作品の共通点としてはぐるぐる🌀廻るというのがあるのではないでしょうか?劇中劇の映画もタイムループものですし。最後のチェロを弾き自身の想いを受けに伝える攻め、とてもロマンチック💕でした。この作品を読んで前作で要斗は一応でもきちんと式見に想われていたんだなぁと初めて理解出来たように思います。
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