3月のライオン
」のレビュー

3月のライオン

羽海野チカ

いつも心あたたまる作品☘

ネタバレ
2023年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作、ハチミツとクローバから羽海野チカさんの作品が大好きなのですが、3月のライオンには、これまで何度辛かった時を支えてもらったことか…数え切れません。
新刊が出る度に何度も何度もはじめから読み返し、その度に出てくるみんなに助けられているのです。キャラクターがまるで本当に存在しているかのように、痛みを感じるほどに、生きているなあと思うのです。

ほんわかした羽海野さんの絵柄からは想像出来ないほど、重く、苦しい戦いを描いているのに、ところどころに散りばめられたクスッと笑えるやり取りや、かわいいキャラクターたち。そういうバランスが、私はとても好きです。
前作、ハチミツとクローバーの登場人物たちが、少しだけ出てきてくれたりします。気になっていたストーリーのその後がちらりと窺えて、そういう心遣いも嬉しくて大好きです。

あかりおねいちゃんと島田八段が、うまくいってくれたら嬉しいなあーーー!!
桐山くんが、宗谷さんに勝つことができたらいいな。三日月堂がいつまでも、三月町のみんなの憩いの場でありますように。川本さんちのみんなが、ずっとずっと幸せであってほしい。
そんな願いをたくさん抱えながら、これからも物語を読み続けていきたいと思います。
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