売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される【コミックス版】
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売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される【コミックス版】

小椋あん/COMIC ROOM

茶番っぷりにフラストレーションが増す作品

2023年11月13日
スッキリしないお話し。
まずタイトルミスではと思う。溺愛って程のエピソードが無いし、それが主の話しでもないので、それに期待して読んではいけない。
ストーリーとしては、問題が次々と起こるのだが、このエピソード本当に必要だった?と疑問に感じる程の内容も多々出てくる。
主人公達の志しの高さや真剣さは伝わってくるものの、思考が甘く浅い。練った策が上手くいかなかった時の為に2の手3の手位考えておくべきなのに、唯一の策が失敗して悔しさを隠したり落胆する様は自業自得だし滑稽に感じる程で、大変イラっとする。
情勢好転の兆しのきっかけも自分達ではなく他人の力だし、情けなさの極立つ王子には大層幻滅。
もう6巻だというのに、上手い!と唸るようなシーンにはまだ一度も出会えていない。
そのためか、主人公達に感情移入できないし魅力も感じられない。
この話しをいったいどう上手く纒めるっていうの?という点だけ気になるがために読み進めている状況だ。
しかし、読むと確実にストレスは蓄積されていく。漫画でストレスためてたまるかっ!という人は読まないのがベストだと思う。
素晴らしいお話しに出会えているぶん、このようなお話しのレベルは本当に残念。
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