このレビューはネタバレを含みます▼
『青龍の涙』から竜神様ともうひとり…真吾の赤子が登場するスピンオフです。まさかのあのコ(嬉)
人を食べられない心優しき鬼と、鬼が見えるDK潮(18)の八年ぶり再会モノです。拷問始まりの前作とは違い、再会前から互いに求め合う二人の絆あるスタート◎でも捕食者×被食者の関係はどちらかが犠牲にならなければならず…というとても切ないもので。
互いに命に代えてまでも守りたいと願う強い気持ち、それがエゴであると懺悔する等、辛い中から潮が成長していく姿に感動しました。残酷場面もあったけど、鬼屋敷のお婆さんの昔と現在と変わらぬ恩義に涙が出ました。
前作は好みではなかったんですけど、避けずに読んで良かったです。姿は見えないけど彰の言葉も感じられた良いスピンでした。