頭でっかちなマンガ?





2013年12月15日
リピート購読したのだから、魅力のある作品だとは思うのです。
でもレビューとなると、どうにもこうにも難しい。
むしろ読書感想文の方が楽そうな、不思議な作品だと感じます。
*県内トップレベル高校に進学して出逢った“雪野”と“総一郎”の恋愛が主題です。この恋愛がありきたりの少女マンガとは違い、総一郎家系の辛酸な出生を絡めながらそこそこリアリティーのある成長物語として描いた点が、特長と思います。
*各キャラの人格形成を詳細に説明していて、頭で理解し感情移入を促す印象です。映画の演出のように、行間を読ませるコマも多数あります。その分でしょうが長くなり、小説を読む感覚になりました。
*好みで評価が分かれるでしょうが、作者氏の主張するシリアスな人物画に『美しい』と同感できるコマは少なかったです。
丁寧な画風ですし背景や花々の緻密さからも上手い方だと思いますが、個人的にはギャグやコミカル化した画に好感を持ちました。ここで☀-1です。
*虐待や人間不信、感受性の強いキャラを盛り込む作品は、たくさんあります。本作品では、感受性云々の話は納得できる展開と思います。しかし、対人不信については根源を描き過ぎ、対処を気軽に流して終了する展開にした印象を拭えません。台詞や想念による説明は妥当と思いますが、どうしてもバランスの悪さを感じます。ここで更に☀-1です。
*重すぎず現実味をやや軽減した虐待や家庭内連鎖作品の、入門書に向くのではないかと思います。ささや先生の作品は短いですが、苦しくなりがちでしょうから。
登場人物が多く個性的で、リアルな高校生の様々な心境描写は巧いと思います。
でもレビューとなると、どうにもこうにも難しい。
むしろ読書感想文の方が楽そうな、不思議な作品だと感じます。
*県内トップレベル高校に進学して出逢った“雪野”と“総一郎”の恋愛が主題です。この恋愛がありきたりの少女マンガとは違い、総一郎家系の辛酸な出生を絡めながらそこそこリアリティーのある成長物語として描いた点が、特長と思います。
*各キャラの人格形成を詳細に説明していて、頭で理解し感情移入を促す印象です。映画の演出のように、行間を読ませるコマも多数あります。その分でしょうが長くなり、小説を読む感覚になりました。
*好みで評価が分かれるでしょうが、作者氏の主張するシリアスな人物画に『美しい』と同感できるコマは少なかったです。
丁寧な画風ですし背景や花々の緻密さからも上手い方だと思いますが、個人的にはギャグやコミカル化した画に好感を持ちました。ここで☀-1です。
*虐待や人間不信、感受性の強いキャラを盛り込む作品は、たくさんあります。本作品では、感受性云々の話は納得できる展開と思います。しかし、対人不信については根源を描き過ぎ、対処を気軽に流して終了する展開にした印象を拭えません。台詞や想念による説明は妥当と思いますが、どうしてもバランスの悪さを感じます。ここで更に☀-1です。
*重すぎず現実味をやや軽減した虐待や家庭内連鎖作品の、入門書に向くのではないかと思います。ささや先生の作品は短いですが、苦しくなりがちでしょうから。
登場人物が多く個性的で、リアルな高校生の様々な心境描写は巧いと思います。

いいねしたユーザ3人
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shikimi さん
(女性/50代) 総レビュー数:429件
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夏時間 さん
(女性/40代) 総レビュー数:2件
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RyoMe さん
(女性/50代) 総レビュー数:344件