このレビューはネタバレを含みます▼
何というか、素直にお互いの気持ちを述べ合うのとか、コミックの2人にはまだ出来なさそうに思っていたのですが、コミック最終回から2週間後の今作ではもう熟年カップルみたいになっていました。りくくんは、けいきさんの操縦の仕方を覚えて上手くやっていけそうです。それ自体は大変萌えましたが、あまりにもコミックの2人から成長しすぎてて、わたしはついていけませんでした笑笑え、もうそんなに思い通わせあってるの???となった。お互い1年も不在の時間があった中で、その距離感に至るにはまだまだかかるんでない??その辺はコミックで、丁寧に丁寧に2人の関係性の変化を追ってきた一読者たるわたしにとって、嬉しくもあり、やや困惑でもある。えー、ここまできたからには、小説も丁寧にやってほしかったな〜とワガママ言ってしまう。ランドリーやらスーパーやらコンビニやら、色んなところに行く攻めの様子が伺えたのは大変面白かったのですが、2人の距離感はもう少し緊張感あるままでいて欲しくもあり、なんか惜しかったです。りくくんの言葉選びもチートとかいう単語使うんだ、意外って感じだった。一応江森の家もα一族だと思うのに、一般家庭と何も変わらずに育てられたのかな?補足がほしい。高価いと書いてたかいと読ませるのも、なんか今どきのラノベ意識したのかもしれませんが、頭悪そうな感じして個人的には好きじゃないです。そういう部分で現代感出そうとしなくていいです。岩本先生の作品に昭和感あるのはそういうのじゃなくて、圧倒的に設定によるものなので。実際、電子で配信されてる作品何十年も前のものだし。かなり萌えを満たされる内容だったので、星5ではありますが、この短さでも気になる点はいくつもあった。