このレビューはネタバレを含みます▼
そこじゃない!
こちら、雑誌で読んでいました。毎回、ハラハラしてたんだよなぁ。コミックスになって、まとまって読める喜び⤴
以下、ネタバレ多いので、知りたくない方は飛ばしてください。
Dom/Subのお話。プレイはあるがコマンド概念はない世界。2つ年上の昴はSubで、性欲強強なので、色々なDomと遊びに耽る。充は、幼馴染の昴がずっと好き。子どもの頃、見様見真似でプレイを遊び半分でやっていたが、昴の第二性が解ってから、Normalではあるが、昴の唯一のDomになりたい欲求が高まる。(余談だけど、子どもの頃に見たもの、正確な意味は解らずとも、何か本能に訴えかけてくるものはキャッチしちゃうんだよな…だから、小学生くらいまでは目に入るものに気をつけないとならない💦)
大学で再会しても、充の昴への思いは変わらず。昴の行動を目の当たりにして、充に変化が訪れる。潜在的なDom性が目覚め、昴を従わせたく、自分だけのものにしたくDom特有の獣の目を宿しDom化していく。
互いの心配、自分のセーブ、どちらも相手が大事だからこそ、隠して背けていたものが表面化しだした。
充はDomが全面に出ると人格が変わり加虐性が増す。昴を傷つけると自身を怖がりセーブしていたが、昴が自分の気持ちに素直になり、付き合い出してから安定していく。
抑制剤の治験に参加したところから展開されていき、医者の鷲目や猪狩のサポートがあり、欲求不満の身体症状などを落ち着かせていった。
第二性に縛られ、Normalに無理をさせられない、好きな相手のDomになりたいけど傷つけたくない、という2人の思いが状態を変えていく。
充の第二性はまだまだNormalが強く、Domと融合するには時間がかかるが、昴と付き合いだし、互いに寄り添いながら生活をしている。
紫能了先生の絵は美しい。カッコいい。表情や身体のバランス、角度、申し分ないです!読みながらドキドキハラハラ、キュンします。