優等生の遊び方
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優等生の遊び方

久嘉めいら

自分だけが可愛い登場人物たち

2013年12月28日
優等生シリーズの単行本収録は「遊び方」→「遊び方2」→「恋われ方」→「濡らし方」→「愛し方」の順なので、この通りに読むことをオススメします😊主人公が変わっても話はリンクしているので、単独やバラバラに読むと意味不明かも。。
独特の色っぽい絵で画力・表現力ともに一歩抜き出た作家さんだと思いますが、このシリーズはほとんどのキャラが自己中心的、かつ性格がコロコロ変わるので感情移入できません💦
シリーズ通して、愛に飢えて脆さを持つ登場人物たちの自己愛、性欲、身勝手さ、裏切りなど汚い面ばかりが描かれてます。学生らしい純粋さは誰も持っておらず、もうドロドロ。ほんの少し相手を思いやれれば解決する程度のことが、どうしてそこまで暗く重い憎悪に変わるのか不思議です。思春期の子供ならまだしも、教師までモラルが無いのにはがっかりしました😩
全体的に子供が憧れるワルさという感じで、台詞やモノローグは大人が共感できるものではなく、気分の沈むストーリーを無理矢理感動に持っていこうとする盛り上げ方も疑問が残るだけでした…😌
深いと見せかけて浅い、雰囲気漫画の典型かな。綺麗な絵を堪能できたので★は甘めに付けました。
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