偏愛メランコリック
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偏愛メランコリック

夜光花/蓮川愛

改めて知った自分の姿

ネタバレ
2023年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人形が怖いのに人形作家の担当になってしまうというちょっと恐怖な感じの目にあう敦彦。作家ですから。クリエイターですから、という感じで。夏目は敦彦の顔に一目惚れです。そこから始まる攻防が面白い!単純なピグマリオンじやなくって、そこには夏目の悲しい過去が大きく影響していたんですが。敦彦も人形が怖いのは過去のトラウマ。それぞれが抱えるものは2人が段々と近づいていくにつれて解消していくようです。しかし、敦彦は結構ひどいことを言う人なのですが、気がついていなかったと言う…。気が付かせてくれた先輩に感謝だよ!なんだかんだで敦彦も夏目を好きになってしまう。そりゃ、好き好きで食いついてくる人って貴重だし、それがなくなると淋しくなっちゃう。ある意味思う壺なのかな。われなべにとじぶた、という感じでおさまりもよく。
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