好きなんて言わんといて インディゴ
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好きなんて言わんといて インディゴ

ツバ ダエキ

好きな人と一緒にいたい、ただそれだけ

ネタバレ
2023年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ ネタバレしないようにしたいんやけど感情たかぶって書いてしもたからネタバレにチェック入れとくね💦 1巻~3巻まで配信中、38P、46P、38P。絵はメチャキレイ、拗らせ系のストーリーも極上、せやけど時系列がちょっとわかりづらい気いすんなぁ💦 本作は「好きなんて言わんといて」の続編やねんな、そんでほぼ同じメンバーが出てんねんけど、この「インディゴ」は湊の勤務するゲイバーのママちゃんが主役やねん。前作の描き下ろしでメチャオトコマエな素顔を披露してくれたママちゃんと、ママちゃんの想い人「タンちゃん」のお互いに好きやから追いかけてまって逃げてまうっちゅうゴールが見えへん恋愛と、それに平行して順調に愛を育んでいる湊と樹のカップルに急に降りかかった問題が描かれとるんやけど…うん、今回も切なくて辛いやんね。前作の湊と樹は自分の心の問題やってんけど、今回のママちゃんとタンちゃんはそれに加えて世間の目っちゅうか偏見やら評価やらが絡んでくるから本人の理想と努力だけではどうにもならんのやわ😩 ゲイバー経営のママちゃんのいる世界ではゲイは普通やけど世間一般ではゲイはまだまだ偏見の対象やもん、臆病になってまうタンちゃんの気持ちもわかる、せやけどタンちゃんさえ居てくれたらと思っとるのに相手に我慢ばかりさせてるてわかってるからそれさえ言えへんで自分の無力さに唇を噛み締めながら立ち尽くしてるようなママちゃんの孤独や切なさを思うとやりきれないなくて苦しい。いろんな事を我慢して我慢して我慢して…更に我慢してんのに、たったひとつの願い…「好きな人と一緒にいたい」って、それさえ叶えられへんなんて…。ママちゃんの人生辛すぎ😩 「狭い世界で生きてきたんやね」って言われたママちゃん。顔をあげ目を開いてタンちゃんの属する世界に触れた時、その世界で優しく微笑むタンちゃんを見たらもう追いかけられへんやん。その笑顔が好きやねんから。守りたいねんから。ああもうどうするのがふたりのためなんかウチにもわかれへんわ。でもママちゃん×タンちゃん、樹×湊、あとタマちゃんにも幸せになって欲しいわ❗ みんなの笑顔を願うてるよ❗ 困った時の神頼みやけど、無神論者やけど、世界中の神様に祈っとるわ‼
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