花贄と鬼の王
」のレビュー

花贄と鬼の王

池泉

鬼×人。素敵な世界観!是非読んで欲しい。

ネタバレ
2023年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全方向にオススメですが中華ファンタジーが好きな人には特にオススメ!
100年に一度ヒトを食べ無いと生きられない鬼、そして人が共存し望んで生贄となる世界で、統べる鬼の頭首、玄柳×薬草茶師のヒト、桃とのラブストーリー。
柔らかいタッチの絵柄の中に丁寧に東洋の世界観が組み込まれ描かれていてとても素敵!主人公達も周りも皆良い人ばかり。
つっけんどんな玄柳の心の闇が桃に寄って変化していき、桃も盲目的な生贄崇拝から段々お互いのために死→生に気持ちがシフトしていくのが尊い。
ストーリーや寿命の問題も物理的解決だけでなく心理的にも救われる持って行き方で良かった。
エチは初エチのみ、柔かい描き方。受けが長髪で少し女性的だと感じる方もいてBLで無くても?と言う意見もあるかもですが、ガチムチ男らしい受けが好きな私でも全然気にせず読めました。
個々で持ってるであろうBLの嗜好(受けが可愛いのが良いとか、男らしい、ガチムチが好きとか)の前に、漫画として面白かったし、優しく癒やされ、愛のある世界観だし、なんちゃって雰囲気だけの中華ファンタジーではなく題材も小間物もオリエンタル上手く融合させてて私にはとても好みな一冊で購入して良かった。
個人的には宵様がめちゃめちゃ好み。。。
レビューもっと増えて欲しいなぁ。
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