このレビューはネタバレを含みます▼
さちも先生の作品は全て揃えていて、こちらも芸能界を舞台に激重な愛で結ばれている2人が好きで読んでいたのですが…当て馬が出てきた頃から攻めのシゲが不憫で慎にイライラしてしまい、更には社長が絡んできてからの展開も冗長に感じるようになってしまいました。そしてついに最新11巻でこれまでシゲが隠してきたことを慎が知ってしまって…という、11巻かけて引っ張っていたシゲの献身的な隠し事を知った慎、さぁどうする?!…という待ってましたな展開のはずだったのに、秘密を知ったとて慎はシゲの為に何も捨てられないし、シゲから離れるというシゲにとって一番キツい選択をしていて…もうついに私の気持ちがポッキリ折れてしまいました…。シゲ本人が俳優業にも楽しみを見出だし始めてるんだからキッカケなんてもう良いじゃない…あとは2人でどうやって敵に立ち向かうか考えなよ…とイライラが募るし、2人は互いに激重な愛を向け合っていたはずなのに、案外慎の愛って軽かったのね…と、慎の自己憐憫に嫌気がさしてしまいました。とにかくシゲが報われなくて、仲間もほぼ全員慎のこと好きだから誰も慎に説教してくれなさそうなので完結まで買うのやめようかなと思案中です…。