好いたレベルはどれくらい
」のレビュー

好いたレベルはどれくらい

館野とお子

自分の気持ちに気付く描写の上手さたるや

2023年12月8日
この作品で館野とお子さんにハマりました。館野さんの作品は余白があって、静かで、心が洗われる気分になります。そして『自分の気持ちを認識する描写』が本当に好きです。リーマンが子どもの遊びに付き合っていくうちに「自分が負けた」と認める。DKが「こっちが惚れさせるつもりだったに」と自分の気持ちに気づく。描写が秀逸です。そして、個人的に、年下に落とされる(根負けする)年上が好きです。大人がたじたじになっている姿は堪りません。『好いたレベルはどれくらい』は、そういう作品の中でもトップレベルに大好きな作品です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!