このレビューはネタバレを含みます▼
作者買い。この方の作品3作目ですが1番好き。古き良き王道の匂いがします。
召喚獣士が迫害される村が有り…そこで才能を隠して育った少女が村を飛び出し、外の世界で専門学校に入る話。世界の様相が面白いです。
同じ村で檻に入れられ虐げられていた親友くんの存在が、面白さの期待値を一気に押し上げます。主人公に執着丸出しで、社会に恨みを募らせていそう(想像)なのが特に。でっかい花火打ち上げてくれるのをワクワク待っちゃう。
担任の先生は見えてる世界が1人だけ段違い。力を持つ反動か痛みも抱えてて、夢の世界とは何なのか?世界観を拡げてくれるキーマンて感じです。親友くんと闘うならこの人だろうなって対比構図が見える。
全然見当違いな感覚かもしれませんが、「呪術廻戦」を思い出しました。白髪グラサン先生と黒装束の親友が、五条と夏油に見えて困る…。
この方の他2作読んだ限りでは、ピークの盛り上がりがサラッとし過ぎていたので、此方では遅くても良いからじっくりやってくれたら良いなぁ。「獣の奏者」ばりにお願いします。ほんと風呂敷広げるのは抜群に上手いと思う。