ヴェールの聖女 ~醜いと誤解された聖女、イケメン護衛騎士に溺愛される~
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ヴェールの聖女 ~醜いと誤解された聖女、イケメン護衛騎士に溺愛される~

山田露子/鳥飼やすゆき

ブスには何をしても良い世界

2023年12月13日
世界観が酷すぎて、「主人公が実は美人」と言うだけでは溜飲が下がりませんね。
仮に主人公がどブスだったとしても、この世界の住民たちは己の利益の為に人生を奪って命がけの旅をさせる主人公に対して、感謝と誠意を捧げるべきでしょう。それをまあ、寄ってたかって貶してアホにして痛めつけて、胸くそ悪過ぎたので最後に来るであろうスッキリだけを期待してつい読み進めてしまいました。
主人公の性格も元々コミュ障ぎみで、大事な場面では読んでいてイライラさせられます。物語の冒頭で異世界に飛ばされて酷い扱いを受けた事を差し引いても、ちょっと自己卑下が過ぎて、ぶっ飛ばしたくなります。そもそも、この主人公は言いたい言葉を一言も発言出来ないまま「違うもん」「相手がどうしてそうなるのか不思議」「私はこう思っているのに」と自分で自分と会話しているだけで、実際には全く行動しない女です。「私って可哀そう」と気持ち良く被害者意識に浸っている様にすら感じてきます。
と、ここで2巻まで読了です。
こいつ(主人公)、本当にうじ虫モジ子だな!何にも出来ないししない。最早主人公にムカつきすぎて、怒りで汗まで出てきました。どんどんこの話の評価が低くなっていきます。損切りだと思ってここで読むの止めようか、迷うところです。
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