このレビューはネタバレを含みます▼
織恵は妊活に疲れて同じ境遇の啓介に一時的に逃避しただけだった。啓介は新たな人生を歩み始めることが出来たが、織恵は啓介との未来を捨てて夫の元に戻る。又同じ妊活生活が始まり織恵は啓介と出会う前の精神状態に戻り、少しのキッカケで別の男性へ鞍替えするべく現実逃避を始める。。。そんな不毛な話し。織恵の幼少期は母子家庭?で母親は子育てと日々の生活に疲れきっていたのに織恵は隣の夫婦に憧れを持つ。織恵より小さな子どもと妊娠中の妻、優しい夫。それは子ども心にも幸せな未来の夢。現実逃避はすでにこの頃から始まっていたのだろう。この妊活は織恵目線だけれど、夫目線では既に妊活に疲れていて、この先、何かのバランスが崩れたら夫の浮気、相手の妊娠、織恵との離婚。その時織恵はどうするのか?ループを続ける何の覚悟もない織恵に呆れ果てるばかりだ。