どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます 【連載版】
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どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます 【連載版】

セレン/碧貴子/すらだまみ

作画が美しくて官能的です。

ネタバレ
2023年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作を読んで感じた王太子へのモヤモヤをうっかり忘れて見惚れる程ビジュアルが良い(笑)。敵役のリーリエの憎々しさ等表情が巧みです。アニエスから見たリーリエに接する王太子がその通りなら、彼は実は二重人格なのでは?と疑います。氷の王子らしい冴えた部分は今の所無く何もかも残念です。そもそも冒頭で自分で婚約破棄を宣言しておいて、後でしれっと戻るつもりだったの?リーリエに心を奪われていないならアニエスに対する嫌がらせに気付いてもいいのに、可愛くて健気なふりを鵜呑みにしていたの?2度目の侵入を許したのも泳がせていたのかと思ったらまさかの監視も無し?あのままなら間違いなく襲われていたよ?あの場で真っ先にリーリエに駆け寄るの?咄嗟の行動でも常にアニエスは後回しで、アニエスが絶望するのは無理ないです。おまけに自分が傷付く事には敏感で、ショックを受けた顔でアニエスに罪悪感を持たせる事にイライラします。このイライラも、作画が素晴らしく真に迫っているからこそだと思います。王太子はこれから一生死ぬ気で挽回していって欲しいです。
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