αでもΩでもない僕らは
」のレビュー

αでもΩでもない僕らは

所ケメコ

薄ら寒い印象

ネタバレ
2023年12月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんです、オメガバースだったので1&2巻を購入──以下続く‥え?!となり3巻発売を待っていました。待ってた割に積み読みですが。
シリアスな流れで全体的にほんわか暖かいというよりは薄ら寒い感じがしました。晒したくない悲しい過去が二人にはあるからでしょうね。
オメガバース界ではアルファはイケメンでスパダリで優秀でなんでも超人的にできる一方、主人公のアルファはなんでも普通にしかできない、色覚に不自由‥色覚って本人にしか見ている色は判らないからどれが正解かってないとは思うのですが‥秀でているアルファが当たり前のオメガバース・創作世界では独特な設定でした。日常で幸せならいいんですよ、オメガでもアルファでもベータでも。
そう。再会した二人を見て、ヒートでもない二人が互いの香りを嗅いで思い人と判るという場面で、あ、この二人は運命の番だったんだと思えて、なんというか‥府に落ちたというか、ほっとしたというか‥よかったのです。

3巻とも楽しく読みましたが、1・2巻と3巻のペース差がある感じでした。1・2巻、途中で間延びしちゃったというか、そこまで秘密を引っ張るか──引っ張った結果の3巻は、そっか‥という気持ちでした。それと表紙と漫画ではちょっと絵柄が違う感じも受けました。
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