このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルが少し不穏なので気になりながらも遠ざけてしまっていました。が、読んでみてタイトル回収が1話目でなされており「そういうことか!」となってからは一気に読み進めてしまいました。
最初はコレットとハデス様の関係性が恋愛として繋がっていくまでをワクワクしながら読んでいたのですが、だんだん脇を固めるハデス様の家来たちのキャラの濃さ、愛おしさでそちらの方のが私はキュンキュンしてしまいました笑
ガイコツの家来たち、ハリー、カロン、コツメくん、可愛すぎる。そしてガイコツたちが特にハデス様の強火担すぎて何度も笑いました。
少女漫画で主軸の二人以上にサブキャラをこんなに好きになったのは初めてかもしれません笑
二人の恋愛もゆっくり進んでいって可愛いですし、恋愛だけでなく薬師として一生懸命成長していくコレットやサブキャラたちの過去のお話なんかもしっかり描かれていて素晴らしかったです。
特にカロンとコツメくんエピは少し悲惨な場面もあり、そういう描写が苦手な私にとっては目を背けたくなるところも正直ありましたが…むごさをありのまま描く真っ直ぐさが花とゆめさんっぽいなぁとも思いました。(心のダメージは負いましたが…😩💦)
幸村先生のギャグセンスも好きで笑わせてもらえるところも沢山あり恋愛、ギャグ、シリアスの塩梅が絶妙で素晴らしかったのですが
絵柄が割とさっぱりで、とても失礼ですがどこか既視感があるようなタッチで、描き込まれているなぁと思えるほど細かさがないので物語としては楽しめましたが絵の描写力といったところではシンプルに感じてしまい、一度読めればいいかな、という個人的な感想を持ちました。
のんびり、時間を沢山使ってゆっくり読みたい時に最適な作品なのではと思いました。