環と周
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環と周

よしながふみ

めぐる生と縁の話

ネタバレ
2023年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 環と周…名前も輪廻転生っぽい感じ。
色んな時代で夫婦だったり友人だったり隣人だったりと、どんな関係性であれ必ず出会い、浅からぬ縁を交わらせます。魂の巡りを紡ぐストーリーでした。
短編集の様な読み心地で、どの生のエピソードも絶妙に切ないドラマが描かれています。温度感なのか距離感なのか何と言って良いのか分かりませんが、先生の手腕に今作も感動しかない。
ラストは冒頭の話を受け一応納得のハッピーエンド。でも輪廻はこのまま続いていくんだろうなぁと何となく感じました。
自分死にたい訳じゃないが早いとこ解脱したいなとフワッと思ってます。いやいや…先生の新連載がカミングスーンらしいのでまだまだ死ねないんだった!!…欲にまみれて解脱は遠い。(徳も碌に積んでないのに何言ってんだってのはご容赦ください。)
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