赤髪の女商人
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赤髪の女商人

のゆ

2巻から面白い

ネタバレ
2023年12月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ きっかけはクーポンですが、内容紹介がめっちゃ響いた末の購入。「理不尽はあっても救いはない、剣はあっても魔法はない」…地に足ついた良質ファンタジーの匂い。
冤罪によって駆け込み寺的修道院に逃げ込んだ女商人が、貧しい院の財政改革したり、攻めくる蛮族と取り引きしたり領主の依頼を受けたりと、その手腕を存分に発揮する話。
商売人の経験と才覚が、事業経営だけでなく冤罪を晴らし国を救う事にまで繋がる展開が面白いです。そんな展望が見え、周りのキャラの掘り下げが効いてくる2巻途中辺りからノってきました。
サクサク進むとても読みやすいペースなんですが。一方で予定調和を感じる部分があるというか、理不尽をもっとくれよというか、自分にはちょっとだけ物足りませんでした。
若干の辿々しさと雰囲気のある絵と、結束して頑張る修道女子〜ズが魅力的な作品。
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