春の嵐とモンスター
」のレビュー

春の嵐とモンスター

ミユキ蜜蜂

よくこんな面白いストーリーを。。

ネタバレ
2023年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画家さんてすごいね。絵が描けるだけでも尊敬なのに、さらにこんなワクワクするストーリーを作れるなんて。。1巻から3巻までは、もちろん興奮しながらも「栢君はもちろんらんちゃんに恋愛感情ドップリで、らんちゃんは栢君に絆されて惹かれていくんだろうな。なす君はナイスガイだけどらんちゃんとは結ばれない流れだよな」と思っていましたが、4巻で那須君の考察が「懐いてるというか、恋愛感情というか、それ以上の執着を感じる」みたいな発言でさらにワクワクが増しましたね!
王道パターンの栢君とらんちゃんのラブストーリーには収まらないかもと!栢君が今まで、無償の愛情とか家族とか友人とか一切知らずに育った中、いきなりらんちゃんという唯一の信頼できる人が現れて。しかもらんちゃんの立場はお姉さんであり、もと他人であり可愛い女子高生であり、つまり運悪く(または運良く)全ての心を知らなかったベイビー栢君にはもう、初めて信用できる他人であり、いきなり姉であり、可愛い女子であり、友人であり、綺麗な世界を信じさせてくれる女神であり。
たぶん本人も恋愛なのか友情なのか家族愛なのかただの依存する執着相手なのか、「未分化」なんだろうなあと!! きっとこれから黒川君(だっけ?同級生)と友情を育んだり、らんちゃんのお母さんと家族愛を育んだりしながらゆっくりと「よくわからない心地よさ」の感情が、分類されていくのかな。友情にカテゴライズされたり、親子愛に分化したり、ライバルに分化したり。さて、栢君にとってらんちゃんへの「心地よい感情は」どこに分化していくのか!楽しみだ!家族愛になるのか恋愛になるのか。それによって那須君の運命も決まるね笑
那須君は当て馬キャラには勿体なすぎるナイスガイ。でも栢君がもし「らんちゃんへの感情は恋愛!」と決まってしまったらもう勝ち目はなさそうだ。あの押しの強さ、らんちゃんへの絶大な信頼。。らんちゃんは逃げられるとは思えない。。次の巻が死ぬほど楽しみです!
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