ファミレス行こ。
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ファミレス行こ。

和山やま

うわぁ…ビックリした

ネタバレ
2023年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ いやぁ、前半で出てくる個性豊かな人達が最後に繋がっていく展開。お見事です!
漫画家さんって本当に大変なお仕事なんですね…。猫100匹の後で改めてこの作品の背景とか見たら(和山先生作品はどれでも)、細部にわたっての書き込みがすごい!

そして、最後の最後にあれ!
狂児はわりと素で驚いてたけど、聡実くんは500円玉を1枚1枚缶に入れながら、狂児に対しての思いを自覚していってたのかなぁ。
聡実くんはもしかして、「狂児にとって自分は、狂児が極道になって会わせてもらえなくなった本当の甥の代わりに過ぎないのか。いや、ならばなぜわざわざ大阪から会いに来てくれるのか。」とかグルグル悩んだのかな。

聡実くんの言う「普通の大人になる準備」とは、カタギの癖に極道の大人と普通に交流していることを止める、ということ以外にいわゆる「普通」ではない相手に恋愛感情を持ちつつある自分を止めようということもあるのかなと、解釈しましたがどうなんでしょうか?
でも、聡実くん法学部だし、公務員は諦めて狂児の組の顧問弁護士になれば、一応カタギでも堂々と一緒にいられるよ!なんて。

青年マンガだし、あまり自分の望む感じにはいかないかも…でもいってほしい!!!と期待に胸を膨らませながら下巻を待ちます!
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