牧神の午後
」のレビュー

牧神の午後

山岸凉子

電子で読めてありがたいです。

2023年12月29日
主人が若い頃(と~っても昔です)、ストラヴィンスキーの曲が好きなことからバレエ・リュスを再現した?舞台集のLDを持っていて、この漫画を当時、単行本で持っていた私は、それを見ながらニジンスキーの人生に思いを馳せていました。本は度重なる転勤や実家の処分でいつの間にかなくなってしまいましたが、電子でこの作品を見つけて読み直し、当時の記憶が蘇って、とても嬉しかったです。山岸凉子先生のバレエ漫画は、美しい世界の底に燻る人の情念を、重たすぎずにさらりと描き、それが画風と絶妙にマッチしていてとても好きです。
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