このレビューはネタバレを含みます▼
BL小説でもダントツ好きな作品のひとつ。とにかく最初は、え?BがLにいつなるの?みたいな雰囲気ではあるけど読んでいると攻めの態度や言葉(ほぼないけど笑)に愛を感じてキュンとしちゃいます。全方位BL満載でヤリまくりの作品よりそこはかとなく見え隠れするBL要素が逆に萌えます。さらに四巻に突入したら、え?今まであんなに禁欲的だったのにどうした?!ってくらい攻めがもうめちゃくちゃ大好き大好きしててクーデレがハンパない。受けもツンツンしてないし自分の気持ちに素直で攻めを溺愛し自分も甘えるのが可愛い。離れていた時間が長い分ずーっと一緒にいるって決意がまったくブレないこのふたり最強です!攻めの一途さがとにかくせつない。けどそれがあるからこそ今の2人があるんだなって言うのもわかるので結果オーライ。天官とはまた違うタイプのカップル、もうどちらがイイとか選べません。やはり作者様天才です。ドラマやアニメも観てますがやっぱり小説が一番キュンしちゃいます。生真面目勤勉無口けど愛は超弩級に重くて深い×天然ヤンチャ系天才肌、こういうカプは本当唯一無二の存在。無口な攻めの「うん」って一言が本当にもう一途さとせつなさと受けに対するすべてが入っていてたった一言なのにもうそれだけで萌えまくります。なにげに兄上も好き。二人の良き理解者で弟を思う気持ちが優しい、さすがです。