【小説版】今度は絶対に邪魔しませんっ!
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【小説版】今度は絶対に邪魔しませんっ!

空谷玲奈/はるかわ陽

父親の責任転嫁がひどい

2024年1月1日
父親、自分が流されて情けないだけなのに、なんで全部 正妻の娘であるヴィオレットのせいにしてるん?
異様に心狭いし、本当に仕事出来る人物なの?
「政略結婚の被害者で惨めな養子の俺、可哀想」と、中年になってまで嘆いてるの恥ずかしくないの?
このお話は「毒親の負の連鎖・ネグレストの結果、子がどう育つのか」の描写が上手い。
ヴィオレットが「生きたくない」と言ったシーン、胸が痛かった。
ユランとマリンがいなかったら、彼女はもっと早く生を諦めたかも。
幼なじみの二人が寄り添ってきたのが救いだな。
あんな針のむしろみたいな家、自分ならソッコー出て行って二度と帰らないわ。
ネグレスト父は「 愛する妾の子のメアリーには幸せな恋愛結婚をさせ、大嫌いな正妻の娘ヴィオレットには直系だから舅が望む血を繋ぐ政略結婚を。 嫌なこと、面倒ごとは全てヴィオレットに押しつけよう。 悪いことがあったら全てヴィオレットのせい 」と思ってるの腹立つわ! メアリージュン、ヴィオレットが父に ぶん殴られて存在自体を否定され、罵倒されたの目の前で見たクセに、なんで「 お姉様 家に戻ってきて。 家族がバラバラになっちゃう 」って思うんだ? ずっとヴィオレットに家の犠牲でいろってか? ユアンがキレるの当然だわ。
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