このレビューはネタバレを含みます▼
小説家の蒼井良平は新しい小説を執筆するための取材をしようと初めてデリ◯ルを利用します｡｢つかの間の恋人｣から派遣されて来たケイは綺麗だけど背の高い男性で､女性を呼んだつもりの良平は自分の勘違いを知るのでした｡キャンセルはできないということで話をするうちに､ケイは良平の作品を全部読んでおり､取材に協力してくれることになります｡全く未経験の良平にケイは､風俗の世界のことからキスと本番以外のあれやこれやを教えてくれるようになるのでした｡いつも前向きで優しいお兄さんと､ピュアで素直な小説家はお互いに惹かれあってゆきます｡そんな中､良平はケイ以外のひとに触れられなければ書けない箇所にぶつかるのでした｡出逢いや設定は決して珍しく無いのですが､奨学金返済の為に風俗を始めたケイと売れっ子なのに執筆に真摯な良平､どちらも根底に真面目さかあって恋人になるまでを微笑ましく見守ってしまいます｡クライマックスもドラマティックに盛り上がります｡当て馬ポジのカノンちゃんがとても良い子でした｡
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