【電子限定書き下ろし短編付き】虎族皇帝の果てしなき慈愛
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【電子限定書き下ろし短編付き】虎族皇帝の果てしなき慈愛

はなのみやこ/藤未都也

再読したら印象変わりました【追記】

ネタバレ
2024年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最近再読して、少し印象変わりました。ジークが奪い返すルートも見たかったなーが初読感想でしたが、考えたらそれはないね…。そもそもノエルはジークに恋愛感情なかったみたいだし。この作品の1番のクライマックスは、やっぱり候補者を選ぶ試験のところかなぁ。そこからあとは、再会したジークとノエルの会話を盗み聞きしたファリドがほんとのことを告白するとこまでは、王族獣人とヒトカップルのよくあるお話かなぁという感じでした。育ちやジークの態度から、自己肯定感低空飛行だったノエルがしっかり成長して、ファリドの弟からも認められるほどになったのはよかった。ーーー【ここから初読の感想】虎族の王ファリドの長い年月の執着愛と、元許婚のジークフリード。両方のルートで読み分けてみたかったです!ジーク、自分の気持ちに気付いたなら、もう少し粘って引っ掻き回して欲しかったな〜(笑)覆水盆に返らずだけど。ファリドの前王妃の死の真相は哀れでしたが、愛のない婚姻でも子を成してくれていたことでノエルを娶ることが許されたってのもあるから…。しかも2人もね…。子どもたちに罪はないけどね。ジークもクリームヒルトとの御子に恵まれますし。この辺がちょっとだけモヤモヤですが。ファリドもジークも王族としての立場があるからねぇ。ノエルがよければよいのかな。
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