白暮のクロニクル
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白暮のクロニクル

ゆうきまさみ

懐かしい

2024年1月6日
ドラマ化するので、読んでみたら、一気読みをするほど、読み応えがありました。展開のテンポの良さがとても良いです。いろいろな事件が起きますが、わかりやすくまとめてあります。また、様々な時代が出てきますが、時代設定とその時代の状況が詳しく描かれています。また、登場人物の心情もとても丁寧に描かれています。
「オキナガ」というファンタジー、サスペンスもありながらも、どちらかといえば、人間ドラマだと思います。
絵や人物設定、展開はどこか懐かしい印象を受けます。主人公の雪村槐は、「名探偵コナン」と「金田一少年の事件簿」を足して2で割ったような人物です。表紙裏の登場人物紹介欄には、「頭脳明晰」とありますが、読んいくうちにとても「これのどこが頭脳明晰?」と訝しい場面がいくつも出てきます。感情的に突っ走ることのほうが多いです。
そのため、読み応えや構成力はとても良いのですが、主人公の設定がイマイチなので、星を一つ減らしました。
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