転生しても嫌われ王子だったので関係修復頑張ります。
宇栄原紅音/御子柴リョウ
運命の番×獣人×王族×転生×男も出産可能
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
おもしろいけど、割と大雑把というか、それを独自の世界観だと思えばありっちゃありですかね。正妃アンジェラと亡き前妃フレッド(男)は貴族の出、現第二王妃ジェフリー(男)は平民出身。こういう場合、ジェフリーは側室だし、前妻との間にすでに王太子が生まれてるから、いくら第二・第三王子を産んでいても王族には入れないのでは…。あとは男性が普通に出産できる設定とかですね。番制度はあるけどオメガバース設定ではないので、あ、そうなの?って感じです。なので王族でも同性婚は問題なし。この世界の女性は大変ね…男性が普通に妊娠するなら、女性だけの特権というのは無いに等しく。平民のジェフリーが王妃になれるなら、騎士セオドアとアシェルが婚姻するのに何の支障もないのでは…ある事件があってアシェルは王位継承権を剥奪されたから降嫁するしかないのに〜。転生モノだけど、過去生の記憶はほぼ出てこなくて、インナーチャイルドと今の自分の意識が交流します。転生はあくまで人格を変えるきっかけに過ぎないですね。裁判を通じて王家の皆さんの愛憎劇が明るみに。色々とドロドロでした◆下巻はまだ途中までですが、サミュエルの異常性が全開になります。アシェルへのキモい執着度合いとセオドアがアシェルをどう守っていくのか?神官にさせられちゃうのか?読了したら追記します♪◆下巻読了したので追記◆最後はファミリー総出の大団円な感じでした。上巻では毒親の立ち位置だったアシェルの母アンジェラが、すっかりいいお母さんになって♪冷え切ってた王との関係も復活。半獣人セオドアとアシェルもハピエンで。サミュエルの異常な執着も、ラストはちょい行きすぎたブラコンくらいに丸まりました(笑)ヒューゴを追い回す神官はちょっとアレですが…。長いお話でしたが、最後まで飽きずに楽しめました。
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