このレビューはネタバレを含みます▼
若き日のホームズとベイカー・ストリート・イレギュラーズの出会いを描いた作品ということで読んでみましたが、ホームズがアラブ系だかアジア系だかよくわからん人種になってるわ、代わりにイスラム系(原典ではっきりそう記述されています)であるはずのベイカー・ストリート・イレギュラーズが白人ぽい人種になってるわ、ホームズが無駄に暴力的だわで放棄しました。プロ級のボクサーにしてフェンサーという武人としての側面もあるホームズが、若き日には血の気が多かったという解釈は分からなくもないです。が、『マスグレイヴ家の儀式』では、大学時代にはすでに穏やかで人嫌いな青年であったことが描写されてる以上、このホームズは解釈違いでした。このノリだと、軍医時代のワトソンが出兵時にリボルバーで少年を撃ったりしそうです。自分には付き合いきれません。