アンチ・アイデンティティ
」のレビュー

アンチ・アイデンティティ

沢マチコ

モノローグがなくとも心情が伝わってくる

ネタバレ
2024年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ Sub高瀬×Dom東原。始まりが暴行だしいじめって単語が出ちゃってるしでこの二人がくっついても受け入れられるだろうか……と思いながら読みましたが、個人的には全然大丈夫でした!笑 狂犬攻めが従順なワンチャンになっていくのが本当にかわいい!攻めが、本当は話したかった映画の話で盛り上がれて嬉しそうだったり映画部に受け入れられるところもかわいかったな〜。受けが溢れる魔性かんなのに攻めの前では屈託なく笑うところや、攻めに抱かれる準備をひっそり進めていたりだとかもえっちで良かったな…… プレイ内容も激しいものは一切ないので普段Dom/Subをあまり読まない方でも読みやすいかと思います。
この作品、心理描写が殆どないのですが二人の空気感、視線、アングル、セリフのひとつだけを取っても十分に察せられる様なセンスの塊みたいなお話で圧倒されました。マンガがうめぇ。
最後の電子描き下ろしのシーモア限定の方かな?の山岡が受けのことを名前呼び+面談をデート呼びしてたのだけ少しモヤりました。山岡に他意があってもなくても不快なので(指導する立場として生徒との距離感を誤っていることへの気持ち悪さ)、ない方が良かったな。
修正は基本白抜き、たまに“見え”ます。
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