スタジオ横、色恋付き1LDK【電子単行本】
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スタジオ横、色恋付き1LDK【電子単行本】

河飯じろう

河飯先生味、ラブコメΩバース

ネタバレ
2024年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。好きと言うか、クセになるって言い方が合ってる。好みか好みでないかは超越してしまって、読まない選択は無いです。シニカルで、カッコ悪い隠しておきたい様な部分が、ストレートに描かれていて、情けないのに、不快さどころか愛おしさを感じさせてしまう。
オメガバースですが、その設定無しでもいいんじゃ?と感じてました。やっぱり、それありきで描き始めた作品ではなかったそうで、ストーリーは河飯先生らしくフワフワ濃厚でしたね。でも、オメガバースでなくても…と思ったのは、それ特有の重さや苦しさが、河飯先生らしい軽さで(良い意味)、不快感なく描かれていたせいもあるかも。第二の性が、社会に普通に馴染んでるようだったので、オメガバースとしてはとっても読みやすいです。
超恋愛体質Ωのレンはバンドも組んでる大学生。恋愛対象は女子α。デビューしてるバンドのシキは、女の子喰いまくりのβ。レンがフラれ、友人のシキと同居することになります。βだからと安心していたレンですが、寂しがりのシキのベタベタに、恋愛体質だもん、で好きなります。しかも、シキが遅咲きのαで。重い恋愛体質vs恋愛不感症の恋愛は、上手く行くのかドキドキしました。シキ、ちゃんと受け止めてくれるのかなぁって。とにかく、最初から最後まで明るいので、楽しく読めます。あと、攻めが受け顔。かと言って、受けの顔は攻め顔ではない、です。
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