さよなら私のクズ旦那 プチキス
」のレビュー

さよなら私のクズ旦那 プチキス

井上霞/佐野倫子/山本理沙

クズ旦那成敗漫画→コレジャナイ感。

ネタバレ
2024年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3話から表紙が変わっていたので最初の夫婦の話は2話完結なのかな?とワクワクしながら購入しました。

2話で突然出てきた弁護士の介入によってあっさり離婚。
こちらはクズ旦那がいかに派手な社会的制裁を喰らい、ざまぁされるのかを楽しみにしていたので「夫婦は離婚、旦那は左遷されましためでたしめでたし」(妻側のその後の生活描写も少なく、旦那の悲壮な顔芸もなし)淡々と文章で締められてしまったことにガッカリを隠せません。
正直、生まれや育った環境で形成された人格というのは大人になって1度や2度赤っ恥をかかされただけで矯正できるものではなく、一生歪んだままの方が多い。心を入れ替えられる人間は少ない。クズを島流ししただけで終わり?漂流先でまた自分より下を作って同じこと繰り返すよ?意味ないのでは?って感じでした。

夫婦じゃなくて離婚弁護士が主人公なら、そうと分かりやすいタイトルにして欲しい。別に弁護士の快活漫画が読みたかったわけじゃない。私には弁護士の女性の顔芸や性格も合いそうにないため、今後はもう購入しません。というか表紙のように奥さんが旦那に悪態をつくことも終始なかったので、これは表紙詐欺なのでは...(⌒-⌒; ) 良い意味で期待を裏切る漫画は楽しいけど、こちらは悪い意味で裏切られました。
もしかしたらいくつかの小話を続けて、最終的にすべて繋がるような話なのかもしれませんが弁護士の漫画、という時点でこの作品に求めていた方向性ではない。最初のクズ旦那をぼろぼろに負かしてほしかった。
うーん、残念ですが「クズを女性弁護士が法律で成敗する話」がお好きな方は今後も期待できるんじゃないでしょうか。
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