このレビューはネタバレを含みます▼
こちらが発売されたとき、表紙とタイトルに妙に引き寄せられた。電子書籍の積ん読本が多くて(笑)、やっとここまでたどり着いた。
P.138でコミックスにしては短めですが、ちゃんと纏まっているから問題なし。お値段も少しお安め。
付き合って15年。中学3年の2学期から付き合い始め、いまは三十路近く。航太は会社員で多忙、唯人は在宅ワーカー。ここ数年言い争いが絶えずエチもしていない。
記念日に大喧嘩をして、疑い、別れると言い出した唯人。航太は唯人にひどいことをしてしまった。
翌日、別れを決意した唯人は航太の会社から電話をもらい、事故で毛がをした航太を迎えにいくが、記憶障害となっていた。自分を中学生だと思っている航太。
唯人は苛立と気まずさを抱えながら、航太の記憶を戻すために思い出のある場所に色々と連れていく。
初々しく、恥ずかしがり屋だけど、唯人を好きだと全身で伝えくる航太を可愛く思い、このままでもいいかとも考えたが、大切な15年を忘れたままにして欲しくないと思った。
2人が好き合って、色々な経験をたくさんしてきたことを思い出してながら、航太が記念日に用意していたプレゼントと手紙を見つける。
初恋をやり直す。互いに必要で大切であったことを思い出す。記憶障害は、2人が倦怠期を越えるのに、必要なアイテムだったよう。
話も絵も読みやすく、素敵なお話でした。