無関心受け最高

ネタバレ

2024年1月23日

このレビューはネタバレを含みます▼ 受けのキャラが自分の萌えツボにすごくはまった作品。受けには★10をあげたい。それにしてもレビューの評価が低い、残念だ。
受けの陽斗は人間に無関心、動物しか好きになれない。攻めの椚は長い間陽斗に片思い、自分の思い通りにならないからと暴力で発散するようなひどいやつ。私は暴力と愛情は共存しないと思っているので、椚が陽斗にひどいことしながら、それでも陽斗を好きだというのは私はしっくりこなかった。椚にこの暴力性がなくて、ちょっとわがままなくらいの人間だったらこのお話もっと私好みだったかも。それこそ幼馴染の前島が攻めで受けが陽斗とかすごく読んでみたい。
この作品の何よりの萌えツボは陽斗！！犬を見るかのように椚のことを認識し、椚のことは「やんちゃな犬ほど静かだと心配になる」「犬だと思えば愛着がわくかもしれない」という感じで、やることはやるし一応椚のことは受け入れるけれど、最後まで椚を好きにはならない。なんだこの受けは！
攻めにどんなにひどいことをされても、なんかようわからんうちに攻めを好きになってしまう受けが多いこのBL界で、こんなにも清々しく攻めを好きにならない受けたまらない。
椚の元妻のエピソードとか、椚の暴行とか、ひどいシーンはあるけど基本はコミカルで、なんとか陽斗を口説き落としたい椚と、動物にしか興味ない陽斗の気持ちの温度差のあるやり取りが楽しかった。あと、夜光花先生の書かれる攻めは、濡れ場でちゃんと気持ちよさそうにしてるのがわかる書き方をしてくださるから好き。受けが気持ちよさそうな作品は多いけど、攻めがちゃんと気持ちよさそうな作品は多くないように思う。この作品も攻めがちゃんと気持ちよさそうな点はよかった。

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＊＊さん

(女性/50代) 総レビュー数：617件

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