このレビューはネタバレを含みます▼
BL作品としての萌え要素もふんだんで、エロもそれはもう素晴らしいです。絵が綺麗なのにどこか「ヘキ」を感じる描写が盛り込まれていて全体的な完成度がレベチです。
ところで私はもう4回ほど読み直しているのですが、毎回過呼吸レベルで号泣してしまう部分があります。そうです。イヒョンとイヨンが離れ離れになるところです。受け攻めの関係も勿論好きですが、この兄弟が本当に大切で、大好きなので、離れ離れになる以前のイヒョンが散々に悩んで苦しんでいたシーンや、イヨンの兄へのストレートな愛情と言葉に毎度泣かされていました。こんなに汚い世界でもこの2人だけは真実だと、2人が幸せに暮らしてくれるならそれだけでいいと願っていました。テジュとイヒョンの恋愛模様は勿論、イヒョンイヨン兄弟の「家族愛」に関してもとても丁寧に繊細に描かれています。その美しい愛があるからこそ、テジュがイヒョンにしてきたこと、また、そのことの重大さに気付き、空回って、行動して、後悔して、苦しんでいるテジュの魅力にバフがかかり、1部ラストにかけてのテジュへの愛しさが爆発します。何度も読み直しては体力が無くなるほど泣いてしまいます。2部はコミックシーモアではまだ読めないので別のところで読んでます。始まってから今までずっと面白くてすごい。