このレビューはネタバレを含みます▼
ラシェルが主人公である必要があったのかは疑問です。
ラシェルの存在自体を否定しているのではなく
ヘンドリックの『愛』にまつわる話が大きく広げられた為に
ラシェルが空気化している印象を受けた。
トータルの印象的に主人公はヘンドリックに見えました。
本編中のラシェルは本作品概要にあるような強強令嬢ではないのも残念です。
私は強強令嬢を期待して読み出したのでこの評価となりました。
言うところは確かに言うけど、基本は受け身で息子や義弟・義父母にいつも守られている。
ラシェルが面と向かってヘンドリックに意見を言ったのは、確か2、3回程しかなく、後は守られ役。
小説だからか全てが淡々と進んでいき淡々と終わった印象。
特にラシェルと義弟がくっつく場面も盛り上がりもなくくっついてあっという間に結婚して初夜になって子供が出来ていたので面食らいました。
もう少し盛り上がりが欲しかったです。