追放された薬師は騎士と王子に溺愛される 薬を作るしか能がないのに、騎士団の皆さんが離してくれません!
」のレビュー

追放された薬師は騎士と王子に溺愛される 薬を作るしか能がないのに、騎士団の皆さんが離してくれません!

沙寺絃/NiKrome

うーん・・・

ネタバレ
2024年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインは自己肯定感が地の底の調合士(実は能力はハイパー)。冒険者チームがトップクラスになるにつれ他のメンバー(特にリーダー)が傲慢になっていきヒロインの実力を正しく理解せずチームを追い出すというありがちな話。ヒロインは能力を正しく理解してくれた第3王子と騎士団がスカウト。第3王子は庶子で魔道具士という設定でスパコンみたいなタブレットを作って鑑定代わりにしてる子、副騎士団長は家柄も能力もハイスペックで自己肯定感が高すぎるやつ。一方残ったチームメンバーはどんどん不仲になり一番下をいじめの標的にしてメンバー脱退。チームのランクもどんどん下がり、態度も悪くなる一方で、最終的には冒険者資格を剥奪されて強盗になるというおそまつな展開。さらにはリーダーだったリノとアクセルが封印された太古の邪神である大クモに変えられて、魔物を喰らいスタンピードを引きおこしかけ、騎士団とヒロインに討伐されたのち、ヒロインの作ったエリクサーで人間の姿に戻れたが人工牢獄島で懲役30年(ほぼ終身刑)となりました、というざまぁ話?
解決後もヒロインは「生まれ変わったらキノコになりたい。野生のキノコじゃなくてお金持ちの家の地下で栽培されるキノコがいいな。太陽の光なんて一生浴びずに終わるんだ。考えただけで心が躍る・・・」とか言ってる子ですが、自己肯定感が高すぎるハイスペック副騎士団長に好かれて褒めたたえたり愛を告げられたりするたびひきつけを起こして意識消失、第3王子が止める・・・とコントのようですが、『これ!』という特別面白いと感じるものがなくダラダラ終わってしまった感じでした。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!