センチメンタル・ドレスコード
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センチメンタル・ドレスコード

もちの米

カワイイもんをカワイイと言う

ネタバレ
2024年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 歯科医とDK。カワイイものが大好きなゆう。一目惚れしたワンピースを着たくて売りをしようとする(笑)
見かけた先生が、引っ張っていきセーフ。

「カワイイ物をカワイイと言って何が悪い、女の子はっかりずるい」というゆう。
綺麗なものを綺麗にしたくて、彼女を着飾っていたら振られた先生。
ゆうくんを可愛くしてあげていたら芽生える気持ち。

周囲におかしい扱いされるゆう。認めてくれる先生。
毒親の敷いたレールしか歩んでこなかった先生。

おかしい自分といると先生までおかしく言われてしまうと悩むゆう。ゆうみたいに、自分がしたいことをしたいと言いたかった先生。

真っ白で綺麗なゆうが、踏み汚してもいいという。
2人の世界が繋がる。

いまは、ユニセ ックスな服もたくさんあり、男性用のスカートのようなものもある。女性用?のアクセサリーを身に着ける男性もたくさんいる。
個性を否定する時代ではない。けれど、心無い言葉は未だ消えず、個人を認めずコントロールしたがる親も消えない。

やはり、もちの米先生の作品は、根底に闇がありパンチが効いてる。
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