【単話版】99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!? ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~
甲斐ろはる/裕時悠示/ひだかなみ
あい
さん
(女性/40代)
総レビュー数:104件
このレビューはネタバレを含みます▼
5話まで読んでみてとりあえず大筋が分かったので、全てが軽いなぁという感想。
99回断罪の流れは、
①逃げようが何しようが死刑にされる。
②必ず王子から死刑宣告を受ける。
③ループで戻る日時は毎回一緒ではない。
④しかし断罪される日は毎回同じ。
⑤状況によってころされ方は違う。
が主人公の台詞と描写から確定してる。
疑問なのは、自〇を試したかどうか。
99回もループしてれば死刑を受ける前に自分で命を断ってもおかしくないんだが、主人公は「あたしらしく」が信条っぽいのでそれは選んでないのか?
それと、巻き戻る日はいつも100回目の時のように拘束される直前、または直近でしか戻ることができないのか。
聖女が現れて一年だから、現れる少し前にでも戻ることができるなら王国の人間も強制洗脳されてない訳だし、いくらでもお金を使って暗殺することが出来ると思うんだが、そこら辺はどうなんだろう。
一応見開きで断罪ループの流れは見せてくれてるけど、亡命や脱獄の描写が軽いから詳細がほとんど分からないし、感情移入できない。
主人公は狂っててもおかしくないのに普通に呆れかえってる感じなだけで、コメディしたいのか何なのかよく分からない。
悲惨な運命でも変わらず強い心を持った主人公、ということなのかもしれないけど説得力に欠ける。
ギャグっぽいこと言ったり「お控えなすってぇ」なポーズしてたり、クソダサなところはループでおかしくなってしまったのかと思えば、王子の思い出を見る限りでは元々お転婆な様子。
まぁ繕っても意味ないから開き直ってるんだろうけど、個人的には面白くはないし主人公ダサいとしか…。
で、100回目で急に心の声が聞こえてめっちゃ愛されてる!みたいな感じになったけど、99回もころされてたら照れたりするどころか気持ち悪さしかないと思うんだよなぁ。
でもこのお話的にはコメディと主人公のキャラとして受け入れないとって感じなのかな。
当たり前だけど、いくら本心が違うとはいえ直接断罪してきたのはいつも王子なんだから、許さず関わらずに過ごしてほしいと思う。
できれば貶めた周りの人間全員に報復してほしいが、それは無理だろうし。
あとは、人形を身代わりに←この都合のいい装置に困惑。
読心能力にお助けキャラも生えてきて、99回どんなに足掻いても〇されてきたのに、簡単に結末を変えれてあっけない回避で残念。
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