パラスティック・ソウル unbearable sorrow
」のレビュー

パラスティック・ソウル unbearable sorrow

木原音瀬/カズアキ

耐え難い哀しみとは

ネタバレ
2024年1月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛を知るけれど知らないパトリック。己がなした事の全てを引き受ける事に。欲しかったものを認識できなかった為に得ることができた愛が手から溢れ落ちる。シドの気持ちも献身も。全て見ていた。シドの気持ちを考えると泣けてきます。最後の日の言葉。涙せずにはいられませんでした。カズアキ先生のカバーイラストの美しさが、より、失ったものの輝きを感じてしまうんです。シリーズ全て好き。辛い表現や過酷な環境にある心の表現も多いのですが、先に先にと読み進めたくなる作品です。Oという種族の終焉。
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